んまい!のために〜札幌美唄キャノンボールジョグ3
前回はサロマ前に開催されいい練習になったことは間違いないが、シバいたというかシバかれたというかそんな感じだった。
- 2012/06/12:70km走っても大・丈・夫〜札幌美唄キャノンボールジョグメモ
今回は特にこのあとレースに出るわけでもないが、一年の締めくくり的にガツンと長い距離を走りませんかという集いだったと思う。参加された各位、どういう想いだったかわからないけど自分はそう。
6月はサロマ前だったので70km(100kmの7割走れたら完走できるかな…フルでいう30km走)走りたく、スタートのJR大麻駅まで自宅から20km走った。今回はそこまでの元気は無いというかいつもながら家庭の事情もあり、大麻までは電車に乗って。
札幌美唄キャノンボールジョグ3概要
- 日時:2012/10/27(土)AM9時〜
- コース:JR大麻駅〜美唄ゆ〜りん館(50km)
- 5kmごとくらいに休憩を挟みながらキロ7程度のまったり走
- 温泉での着替え等、荷物は各自リュックで持ち運び
- ゴール後は温泉、そのあとは「たつみ」で焼鳥&ビール
自分は2回目の参加だが、その前に1度開催されているので「3」としている。
Result
- トータルタイム:7時間50分
- ランタイム:5時間40分
- アベレージ:キロ6分44秒
- 参加者6名、全員完走(逆走メンバー2名も30km完走)
Garminの610はゴール直前でバッテリ切れになるメンバがいた。同じ610で最後まで持った人もいたので、微妙なのかも知れない。大休憩では電源落とした方がいいのかも。
装備
- Adizero Japan
- RxL SOCKS TRR-3-G(メリノウール5本指)
- SKIN400上下
- CRAFTインナー
- ねねT
- Adidasのよくわかんない6分丈ショーツ
- ネイサンの6Lリュック
- Nikeのウインドブレーカー
なるべく荷物を軽くしたかったのでこんな感じ。暑くなったらリュックの外側にあるドローコードにウインドブレーカーやTシャツををくくりつけて走ってた。暖かかったのでバフのネックォーマーは使わなかった。
着替え
- 薄手のあったかスエット上
- モンベルジオラインロンT
- ウインドブレーカー下
- 下着パンツ
荷物を軽くしたかったので…。寒かったとき用でタイツも持ったけど履かなかった。
コース1(大麻〜上幌向)
12号線をひたすら走るコース。基本的には左手に線路を見ながら、走り出しだしまったり。直線コースにもまだ飽きて無く、いい感覚であるJR駅でリズムよく休憩できるのがいい。
江別河川防災ステーション(7.5km/50km)
ここ重要。ここでの休憩を逃すと豊幌(14km地点)まで休憩ポイントが無いので、休むべし。トイレとか水分補給しっかり。
JR豊幌駅(14km/50km)
セイコマでコンビニ休憩。ちょっと先にローソンもあるので、そっちでもいい(トイレがきれいだったりするし)。朝ごはんはしっかり食べてきたけど、チョココロネとフルーツジュールで軽く腹ごしらえ。
コース2(上幌向〜光珠内)
岩見沢市内を抜けてから光珠内、キツくなってくるところ。岩見沢では、12号線をショートカットして街中を抜ける。
JR岩見沢駅:天狗まんじゅう(28km/50km)
フルマラソンの2/3地点、JR岩見沢駅すぐにある「天狗まんじゅう」をいただく。1個90円でほかほかのまんじゅうを食べれる。あんこたっぷりで大満足。次回はにくまん食べよう。
このあたりの雰囲気がすごくよくて、JR駅も近いから、美唄までじゃなく岩見沢までの30km走をやってもいいのかもって話が出てた。温泉さえあればさくっと走れていいねえ。
12号線に戻るのに街中をちょっとさまよったのが楽しかった。知らない土地の街中、街はずれを走るのは気分が高まる。なんか街のにおいというか欠片というか、そんなものに触れることができるようで。
ここでの休憩やなにげない会話、街を走ったことが今回いちばん印象に残ってる。街の方にご苦労様です〜と声をかけていただいたこととか、ズッキュン来た。
道の駅三笠(35km/50km)
岩見沢から三笠までなげーなと思ったら7kmあった。ここでの7kmはなかなかの距離。ソフトクリームをいただく。寒くなってきたけどなまらうまい。ゆ〜りん館から逆走してきたメンバーと合流。
コース3(光珠内〜ゆ〜りん館)
40kmを過ぎたらガクンとペースが落ちるので、3kmくらいで休憩を入れてる。こっからが正念場。でも残り10kmを切ると完走が見えてくるから、ああもうあと◯kmしかないんだって寂しさもあったりする。
光珠内(42km/50km)
途中で1回どこかで休憩入れている気もするけど、ちゃんとした休憩はここで。ようやく42km、こっからウルトラ入ります。
ここのセイコマだかサンクス、走ってて全然見えません。看板出てないし、店が道路から奥に引っ込んでる。まだかなまだかなと不安になるのがいつものパターン。
光珠内にて、すごくいい景色だったので撮影。でもやっぱりうまく撮せてなかった。
「星野道夫/旅する木」にこんなフレーズがある。
いつかある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
たとえばこんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろう。
もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどう伝えるかって。
写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、
いや、やっぱり言葉で伝えたらいいのかな。
その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって…。
その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだって思うって。
山の中を走ったり自転車で遠くへ出かけたときにいつも浮かんでくる言葉。そうだよねえという想いもあるし、ひとりで勝手にやってそんなのただの言い訳じゃねーか、というのがせめぎ合うw。出かけちゃったんなら変われよな、って結論に至ることが多い。
美唄のセブン(45km/50km)
3kmで休憩。こっからはそんな感じで刻んでる。次、確か47kmとかで休憩入れてるはず。無理してもしゃーないし、40kmを過ぎたらガクンとペース落ちる。
ゆ〜りん館(50km/50km)
雪虫との激闘を経て感動のゴール。最後の坂、キロ5で激走。ナンデヤネン。ゼエハア言いながら上ってたら、同行の女子メンが息も切らさず走っててびっくりした。どこで呼吸してんだろ。すげーな。
入浴料600円、タオルセット300円。自分はモンベルのマイクロタオル持ってったので600円で。
とろける泉質がお気に入り。サウナもあるので、ひと汗かいて焼鳥に臨める。温泉あがって畳のとこでまったりできるのもよい。(ひとあし先にビール飲むメンバもいる)
焼鳥 たつみ
ゆ〜りん館からタクシーで1400円くらい。お店は予約して行って、うれしいことに小上がり掘りごたつ。美唄焼鳥といえば福よしが有名ですが、地元が美唄なメンバのオススメがここ「たつみ」さん。地元の方は、持ち帰りすることが多いらしい。
鳥刺し
もっちり甘くてとろける。注文してすぐ出てくるので、最初に頼むべき。
もつ串
1本80円、安っ。ビバーチェによると串は「これしか頼まなくていい」らしい。キンカン入りもそうじゃないのも、ビールに合いまくってやばし。他には玉子焼きがうまいので注文するがよし。
かけそば
鶏のダシが出まくってて超やばい。これ、うまい。腹のそこから「んまい!」って出てくる。味皇も拍手出る。もつ串を1本残しておいてかけそばに入れるのがポイント。
燃費:15.8円/km
前回は18.4円/km。
- 豊幌のローソン:214円
- もちもちとしたチョココロネ、ピーチミックス
- 上幌向のセイコマ:186円
- でっかいデニッシュとパイナップルジュースで
- 天狗まんじゅう:90円
- あんこのやつ
- 三笠道の駅:300円
- ソフトクリーム
家から持ち出した食料(飴、スニッカーズモバイル)、美唄の温泉&焼き鳥、帰りの交通費は含まず。
今回は790円/50km=15.8円/km。暑くなかったのでジュースやアイスを買わなかったのがポイントか。
帰路:JR
帰りは特急のS切符で札幌駅まで1400円、40分くらい。寝てたのであっという間w。
翌朝
実は上幌向あたりで右膝が痛くなって、どうしようかと思ってエイヤっとストレッチしたらいつの間にか治ってた。風邪気味だったし調子はよくなかったけど最後まで持ちこたえたし。
ゴール後すぐアミノダイレクト5500を流しこんで温泉にゆっくりつかったのがよかったのか、寝起きで筋肉痛はない。リュック背負ってたのもあって、多少は背筋と腹筋が張ってるけどそれほどでも。股関節に強張りがあるので、寝起きの回復ジョグはやめといた。(この記事書くかジョグるかの二択だったし)
スペシャルサンクス
まあみんななんだけど。
リーダー
企画全般、そのほかにも店の予約やS切符の手配など今回もお世話になりっぱなし。後半、疲れたところで牽いてくれたのもなにげにうれしかった。でも「ウルトラは負けないよ」発言にはアレです、走りで応えたいww。
ジョニーさん
日本シリーズがあるってのに札幌からありがとうございます。勝ってよかったっすねw。野球談義を聴いてるのがすごく楽しかった。これから野球観るようにしようかな…ってシーズン終わっとるがなww。
家族
丸一日いなくてスミマセン。ご迷惑おかけしました。パパ日曜がんばるよって天気わりーし。鉄フライパンでうまいホットケーキ焼くから待ってろよ(AM7:30、執筆残り時間わずか…)。
キャノンボールジョグのススメ
札幌から美唄って言うと途方も無い感じがするけど、実際には大麻からで50km。フルマラソンに毛が生えたみたいなもん。5kmごとに休憩取るし、割と楽勝だったりする。ポイントをまとめておきます。
- 荷物は少なめに
- ゆ〜りん館にお風呂セットあるのでバスタオル不要
- 50km走ることを考えると少なければ少ないほどいい
- 補給重要
- 7時間超の長丁場なので食わないと走れない
- 胃腸が不安な場合はガスター10などで調整のこと
- 走りたければ大麻まで距離調整
- 70kmにしたければ自宅から20km走ってくるなど
- 普段そんなに練習して無くても完走できる(かも知れない)
- 2回目と3回目の完走メンバで、そんな走って無い方も完走できてた
- みんなでワイワイしてるうちに何とか走れちゃう
- ゴール後の温泉とビールがたまらない
- 完全にマッチポンプだけど、飲むために走る!
7時間とか8時間とか、同じペースで他の人と走ることって実はないと思う。ウルトラマラソンのレースだとペース違うし。走ってる間ずっとおしゃべりしてるわけじゃないけど、走力に差はあれ、同じ距離を同じ時間・条件で走り切った一体感というかそういうのはかけがえのないものと考えています。
楽しく安全に、ちょっと桁外れのことをする快感。
これがキャノンボールジョグじゃないかなと。
まとめ
楽しかったのでまたやりたい。
以上。