装備振り返り・薬とサプリ編〜サロマ湖100キロウルトラマラソン2015(05)
繰り返しますが、今回のサロマは準備不足。薬は下痢止めと胃薬を買ってそれだけで満足してたし、サプリ類はジェルやアミノ酸パウダーなどの検証を特にないままエイド頼み。スペシャルドリンクも活用していません。
完走への必死さが欠片も無い。小さな積み重ねの無さが脚を止めたんだと思います。ダメになったときに心と身体を動かす原動力、ストーリーを作り上げることができなかったのが敗因。完走された皆さんのレポを読むたびに自分の薄さに泣けてくる。
薬
薬の知識が無いなりに最低限。フルを走るときは何も持たないので、それよりはマシ程度。某先生に漢方などの知識を教わりたいです。なんか漢方だと許せるというか身体にやさしくてOKな気がして。
下痢止め:トメダイン
サロマで何が困るって、お腹を壊してのトイレロス。トイレに並ぶと時間のロスもあるし、待ち時間で筋肉が固まっちゃうのも怖い。走りのリズムが崩れ、タイムロスを取り戻そうとしてオーバーペースとかやりがち。
これすごく効くらしいんですが、まだ実際に使うシーンに出くわしていないので効果のほどはわかりません。水が無くても飲めるのがよいかなと。「大」問題は自分の場合、かなり切実なので。
胃薬:新ゼリア胃腸薬
特に考えもなく、安かったので↑の銘柄を買いました。別に新三共胃腸薬でも何でもよかった。100kmは距離も時間も長いので、補給食を途中で摂れなくならないために準備。一度、胃腸がおかしくなってDNFしてるので懲りてます。
ただ、これもできることなら実戦での効果を事前に試しておきたい。長距離を走ってジェル摂り過ぎで気持ち悪くなったところに服薬して効果が出るか…。練習会でのハプニングに対処してどうか、みたいな感じで。
痛み止め:ロキソニン
バファリンやEVEみたいのでもよかったのですが、直前に通院していて処方されたロキソニンがあったのでそれを持ちました。走ってる最中にロキソニンを飲んだのは初めてでしたが、60km過ぎに飲んだらすごく効いて。
走ってて肩から腕がもげそうに、腕を振るたびに千枚通しで刺される痛みが凄過ぎて頭痛がしてました。それがさーっと引いて行くんだもの怖くもなります。痛み止めを飲んだんだから普通なのかもしれませんが、正直怖かった。
10kmくらいはほぼ無痛で走れましたが、1時間を過ぎると痛みがぶり返してきてリタイヤになってます。あの痛みを誤魔化して無理しているところに、もう一度痛み止めを飲んでよいのか経験不足により判断できず。
サロマの完走レポを読むと、痛み止めを飲まれていた肩が結構いらっしゃる。自分は飲まない派?なんですが、そんなにいっちゃうんだとびっくり。なりふ構ってしまう程度の自分だったってことなのか。いや、ちょっとこれはわからないな。
日焼け止め:なし
くもりの予報だったので無しです。晴れの予報だったら、↓のような製品をごりごり塗ってたはず。日差しが強くなった場合、肩や首周りの日焼けで消耗してしまうのが怖いです。
テーピング:なし
前は貼ってたんですが、無くてもいいだろうと気が変わって使ってません。貼るのが面倒というのもありますが。走り終わって腰がやられていたので、膝はしなくても腰に一枚貼っておけばよかったのかも。
膝も、貼った貼った方が安定するなら使ってもよいと今は考えています。練習のときから使ってみてどうか、これもちゃんと検証しないとだめですね。その上でどうするか決めないと。
サプリ
サロマはエイドが充実しているからエイドだけで足りると考えていましたが、もしかするとエネルギー切れになっていたのかもしれません。次回はジェルなどを持って走って「スペシャルドリンク」も活用しようと考えています。
ジェル:なし
上述の理由によりジェルを持たずに走ってました。1つだけパワーようかんをお守りに持ってましたが、使わずにリタイヤしています。食べ過ぎて下痢になったり消化しきれずウエっとなりたくなかったのもあって。
あらかじめ決めたとおりにジェル類を摂取 vs 空腹を感じたらエイドで摂取、で後者を選択。後者の方が自然だけれど、走って疲労した脳みそが正常に判断できず補給に失敗する可能性はそれなりに高い。
胃がウエっとなってるのにジェルを飲み込むのはどうかと思いますが、エネルギー消費量から逆算してジェルを流し込んでおくことも考えないといけないのかなと。ジェルだけでエネルギーを補給せず、エイドの果物類などをうまく活用したいところ。
練習で30km走をする際に、どのジェルが合うかなどを試してみようと思います。普段使いはツルハなどで売ってる安いのにしたいんですが、そうすると本番の検証ができないからなあ…。
アミノ酸パウダー:なし
BCAAを飲み過ぎるとお腹壊すってネットで見かけた記事を鵜呑みにしてたのと、サプリに頼らず…というお題目が眩しくてw。普段の練習前後に飲もうとは思いませんが、レース中に飲んで効くのかどうか。
ジェルに似たような成分が含まれているなら重複して持つ必要が無い。けど、ジェル→アミノ酸→ジェル→アミノ酸…って摂ってるケースが多いようなので、そうする理由は何かしらあるのでしょう。これも一年かけて考えます。
スペシャルドリンク
サロマでは、30km、63.5km、80km地点でそれぞれスペシャルドリンクを置くことができます。ただしドリンクである必要はなく、透明容器にエナジージェルやOS1ゼリー、アミノ酸パウダーなどを入れておくこともできます。
うまく活用すれば、身に付けるジェル類を少なくすることができる=身軽に走ることができます。エイドに補給食が無くなる可能性だってあるわけだし、来年はしっかり活用しようと考えています。
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こうして振り返ると、考えぬいた末のミニマムではなく単に手抜きだったことが明らかに。恥ずかしい。こんな気持ち、準備でサロマを完走しようと思っていたことに驚く。バカか。来年は頑張る。あと350日頑張る。