01.49.8kmで終了〜サロマ湖100キロウルトラマラソン2013出走記
2013年のサロマは49.8kmで制限時間のため回収、DNF。11時間を切れないことはあっても、完走できないとは思っていなかった。まさかの結果に落胆している。書き綴る元気がないので、振り返りは1回で終了予定。
経過
スタート
スタートのロスは2分くらい。それを考慮すると最初の5kmは5'50くらい、いい出だし。05-10kmもいい感じで走れてる。
大問題
10-15kmではトイレに行って本日二回目の大。一回目はスタート前にしており、ともに下ってる。お腹は回復していなかった。一週間前から謎の下痢をしており、小康状態ではあったもののダメだったか。
15-20kmではまたペースを戻しており、最初のすれ違いのあたりでは楽しんで走っていた。20-25kmも順調で、自らキロ6にペースを落としている。
上から
25-30kmでは三回目の大というか中。虚脱感はそれほど感じていなかったが、30kmを過ぎてから急に身体にチカラが入らなくなり、気がついたらフラフラ。
25km過ぎからは胃がおかしくなり、朝ごはんが喉までせり上がってくる。三回目の大の際に軽く嘔吐。上からも下からもだ。トイレで丸出しになりながら涙が出た。
その後も吐きたいけど吐ききれない→喉は乾くから飲むとまたせり上がってきて軽く嘔吐、を繰り返す。水を飲めないというか吸収できないのがツラかった。
終了
33km過ぎくらいから走ったり歩いたり止まったりを繰り返し、35km過ぎからはほぼ歩き。なので、走ったのは実質33km。今年のサロマは1/3しか走れなかった。
35km過ぎのエイドでアンパン食べたかったなあ。スイカは食べたけど胃のツラさが増しただけだったし、楽しい思い出があまりない。
ラップ
出だしとかそんなに悪くないのだが。
距離 | ラップ | Ave |
---|---|---|
00-05 | 31'01 | 6'12/km |
05-10 | 28'45 | 5'45/km |
10-15 | 31'54 | 6'22/km |
15-20 | 28'51 | 5'46/km |
20-25 | 30'33 | 6'06/km |
25-30 | 32'53 | 6'34/km |
30-35 | 37'28 | 7'29/km |
35-45 | 58'50 | 11'46/km |
40-45 | 55'33 | 11'06/km |
40-50 | 58'40 | 12'13/km |
Total | 6:34'33 | 7'55/km |
30kmまでは順調だった。昨年の反省から、トイレに行ってもその後にペースを戻そうと速く走ったりはしていないし。30kmを過ぎてから急にダメになってしまって、そこから回復できずに終わった。なんとも言えないな。
装備の振り返り
ちゃんと書く元気が無いので、来年の備忘録としてベタ書き。気温が25度くらいになり暑かったし、雲ひとつない快晴で日差しが強かったので、そのあたりを踏まえて。
- シューズ:?
- AdizeroTakumiRenで走るペースじゃなかったし
- ゆっくり走るときはゆっくり用のシューズなのかな…
- 時計:◯
- Garminは可もなく不可もなく
- ランシャツ+パンツ(チームユニフォーム):◎
- いつもどおりよかった
- ポケットの揺れも気にならず
- 上インナー:◯
- クラフトの。悪くなかった
- スパッツ:△
- SKINSのやつは暑かったかなあ
- タイツじゃないのも使ってみたい
- 靴下:△
- RxL SOCKS TRR-30G、ちょいキツ
- 痛くはならなかったけど靴に合ってない
- ゲイター:△
- 効果のほどはわからなかった
- 無くてもよいのかも
- アームカバー:×
- 悩んだけど装着。なくてよかった
- ハット:◎
- TNFのはやっぱり好き
- 首周り:×
- モンベルのタオルは要らなかった
- 冷却効果より邪魔さが勝った
- リストバンド:◎
- 汗拭きに大活躍
- ニューハレ:?
- 効果がわかるほどの距離を走ってないので
シューズと靴下が少しマッチしてなかったのが気になった。自分の場合、暑いときにアームカバーと首周りはしない方がよいというのがわかった(寒さ対策なら可)。
装備の不出来がリタイヤに繋がったとかは無し。総じて、そんなに悪くはなかったように思う。
体調に関して
一週間前から調子が悪かった。それをコントロールできない自分が悪い。悪いというか未熟というか。
下痢について
一週間前に下痢になったあと、病院でちゃんと診察を受けなかった判断が悔やまれる。ひどい下痢でも、ほっときゃ治るだろうと。ちょうど急に仕事が忙しくなったのもあるが慢心だ。
無理すれば病院に行く時間はあった。それなのに自然治癒に任せたのは、ちょっとくらい体調悪くても完走できるし11時間だって切れるだろうという思い上がり。細心の注意を払うべきところだったのに。
30km過ぎでペースダウンしたのは、一週間下痢続きで体力が無かったから。胃の不調も同じく、体調が万全ではないので運動時に消化できなかったからだろう。万全じゃない体調で完走できるほどウルトラマラソンは甘くない。
膝痛について
4日前から急に右膝上部内側が激痛になった。この一年、こんな痛くなったことはないのに休息期になって突然の痛み。湿布でごまかしてなんとかなったが、これもなんだったのか。階段の昇り降りが困難で、荷重をかけたら苦痛で歪むほどの痛みだった。
===
長期化する下痢になった原因もよくわからないし、膝痛はもっと謎だ。全身がサロマで100km走ることに対して拒否している感じ。心身ともに調整に失敗した結果、満足に走ることができないということに繋がったわけで。
当日、スタート地点に立って走るってだけで大変なことなんだなと思った次第。昨年のように、何もしなくてもよい体調で走れるときもあるだろうが、加齢もあるのでこれからは心身ともにしっかり調整する必要があると感じた。
結果に対する考え方 for 結果が出なかった人
この一年、サロマに向けて練習してきた。昨年は途中で歩いてしまったので、歩かず完走できるように。ワッカを走り切りたいという目標があった。それなりに練習した。結果が出なかった。
結果が出なかっただけだ、と考えることはできる。一年間やってきた練習は決して無駄ではない。残念ながら当日に結果が出なかっただけ。一面では正しいが、この考え方は好きじゃない。結果を出した人に悪いし、自分に不誠実だから。
こう考えることにしている。
やってきた練習は決して無駄ではない。残念ながら当日に結果が出なかった。結果が出なかったのは、結果を出せなかったから。結果を出したいのに、結果を出す練習や取り組みが不足していた。だから結果が出なかった。
練習の積み重ねでチカラは付くだろう。ただ、練習し過ぎでコンディションを崩したり、万全の体調で臨めないなら結果を出せないのは当然。レース経験やペーシング、装備を含めて結果を出す術を知らねばならない。
何もしないでも、何も考えないでも結果を出せる人はいる。でもあなたはその人たちのようにリラックスすることができないし、ポテンシャルを秘めているわけではないよね。"持たざるもの"なのだから、人一倍考え、動き、次は結果を出そう。
結果が出なかった人。それはリベンジするチャンスを手に入れた人。うまく行った人には、残念ながら与えられていない権利。せっかく失敗したならそれを楽しまないと。失敗しなかったら手にできなかったものを手に入れよう。
これから
偉そうなことを書いたが、じゃあ来年のサロマ頑張りますとはならない。そこまで割り切れない。だって一年頑張ってきたんだし…ってそれほど頑張ったか?そこまでは頑張ってなかったんじゃないか。頑張ってないねえ。いやいや、そこそこ頑張ったぜ。
ゆっくり休んでから考える。またチャレンジしたい気持ちはあるが、あと一年は長い。小刻みに目標設定してクリアしてかないと、とてもじゃないけど持たない。走ること自体、どうしようかなという気持ちもあるし。
洞爺3時間25分切り、未達。札幌美唄70kmワラーチ、未達。サロマ100km、未達。三連敗か。充実した走りをしたいなあ、結果を出したい。ゆっくり休んでいろいろ考え、また戻ってこれたらいいなあ。チャレンジ、したいねえ。
写真
子どもからのメッセージを励みにしたんだけど
遠軽のドライブインで昼食
ラーメンうまかった。ご飯ものの盛がよかった
丸瀬布の道の駅
チームメイトにおやつをいただく。うまいっ
受付にてスタート地点を散策。このメッセージを心に刻みたい
ゴール地点までドライブ。フル地点
遠くに55km地点とワッカが見える
斉藤商店
チューリップ温泉。チームメイトの飲むビール
豚丼を食べた。うまかった
すごい夕焼け
寝る前に小腹が減って食べちゃった
朝ごはんに買ったもの。パンとパインジュースは摂らず
スタート地点
リタイヤ後にゴール地点でクリープ入りのコーヒー
今年も塩焼きそばはうまかった
帰宅したらムスコから手紙が
この悔しさをバネに