朝ラン門限六時半

朝ラン門限六時半@札幌

ワラーチde環状線〜環状線一周ラン(2013_03)

一週間前に走ったばかりなのにまたぐるっと一周走りたくなり。ワラーチで走ってみたらどうかなって酔狂に。

このランの目的

以下を確かめるために走った。

  • ワラーチで長距離を走ることが可能か
  • ワラーチで長距離を走った疲労感はどうか
  • ワラーチの下りはどうか
  • ワラーチで長距離を走ってみたら楽しいか
  • ワラーチを履く自分はウルトラマラソンに耐えうるか
  • ウルトラマラソンの補給にミックスナッツはどうなのか

ワラーチで長距離を走ることが可能か

可能。自分がという前提を置くなら微妙。不可能ではない(=容易ではなく乗り越えるべきものはたくさんある)というのはわかったので、あとはやるかやらないか。やりたいと思ったから今回の試走をしたわけで。今年のサロマをワラーチで走りたくて、その実現可能性を探るためのラン。

今年のサロマを歩かず満足感を持って完走できたら、次はワラーチでサロマに挑もうと思っていた。でも来年もサロマを走れるかどうかなんてわからない。ランニングに興味を失っているかもしれない。色々な都合で参加できないこともある。じゃあいつやるの?って話で。

ワラーチで長距離を走るには、ワラーチ自体の耐性および破損対策と、ランナー自身の耐性の二面を考慮する必要がある。前者は別途検討するとして後者はどうか。耐えられるのか。なんとかなるだろうというのが結論。"なんとか"には相当のものが込められているとは言え。

ワラーチで長距離を走った疲労感はどうか

走行直後は超余裕。30kmをトイレ休憩と信号待ち込みのキロ7で走り、まだまだ行ける感じがあった。ワラーチで走った高揚感もあるのだろうが、環状線あと一周イケるぜ的な。足裏の痛みはないし、ふくらはぎもそれほど疲労していない。スタミナは有り余っていたが、家族との朝食に間に合わせるため終了した。

家族と公園へ行って遊具であそんだり水遊びをしたり…午前中はよかった。だが午後はムスメの寝かしつけにあわせて爆睡。昼寝をしたにもかかわらず早い時間に就寝し、目が覚めたらふくらはぎの疲労感が半端ない。筋肉痛ではない。重だるい疲労感が、ふくらはぎと腰に。

100kmまで身体のバネは持たないと思う。50kmは大丈夫だろうが、その先のどこかでバネが失われ苦行に成り果てる。ワラーチでの練習を重ねていれば"バネの持ち"は先延ばしになるのだろうが、自分は50〜60kmで終わりそう。残りの距離は楽しくない走りになるが、それでもやるのかという選択肢が突きつけられている。

なお、ワラーチで走ったことによる肉体的な破損は皆無。擦れ防止にニューハレを足親指の又に張ったのもあるが、紐との擦り傷は一切ない。足裏にマメができたり皮が剥けたりもない。紐と擦れるところにテープすれば問題なさそう。

ワラーチの下りはどうか

ワラーチはフラットが得意で、上りは比較的大丈夫。ワラーチの構造と走り方的に下りを苦手としているので、どう走ればいいのか考えていた。イナバウアーをイメージしてのけぞるように後傾すればいいのではないかという結論を出したが、間違っている気もする。

ワラーチでのランニングはバランスをどう取るかの重要度が高く、速度と斜度に対しての身体角度を考えると後傾するのも的外れじゃない気がして。サロマに長い下り坂はほぼ無いのだが、もし仮に9月の"ウルチャレ"に出るならと思ってどうすればいいのかなあと。

ワラーチで長距離を走ってみたら楽しいか

ワラーチです、ドヤア!というのもないとは言わない。少なからずあるのだろう。それ以上に、走るのがひたすら楽しい。新鮮だからというのはあるだろう。だが純粋に走るのが楽しい。タタタタっとケイデンスを上げて小走りする感覚がたまらない。"ビタンビタン!"と音を出さないようにうまく着地できたらうれしい。

ワラーチだからこそ"全てをフル活用して走らなければならない感"がグっと来る。重心、脚の持って行き方、腕振り、竹馬的な身体の連動性、着地。ワラーチが裂けて砕け散ったらどうすればいいのか予備を持って走るのか、じゃあその予備は軽く携帯できなければならないからとかそういうのも含めてのワクワク。

ワラーチを履く自分はウルトラマラソンに耐えうるか

サロマ直前で言い逃れ的にワラーチへ避難したのだろうか。ないとは言わない。だが面白そうなものが目の前にあることに気づいたのにそれに蓋して100km走るかって、そっちの方がキツいという判断。一見、正しそうな気もして間違ってるのだが楽しそう。

耐えられるかどうかはわからない。肉体的なことで考えれば、準備不足だろう。ワラーチで走るランニングスキルが絶対的に不足しているし、それを達するための筋肉なども作り上げられていない。ギア的にも、脚に合うものを用意することや予備をどうするかなどの検討と実験が足りてない。

もっと念入りに準備してから挑むべきだと思う。フルマラソンはともかくウルトラマラソンなのだから。ウルトラマラソンを何度も完走しているならともかく、昨年一度しか完走していない。しかも途中で歩いてあれほど辛かったのに。と語れば語るほど、じゃあやってやるかって気になるw。

ウルトラマラソンの補給にミックスナッツはどうなのか

オマケとして。甘いのばかりだと飽きるので気分転換のための秘策として投入したが、なしだと思う。水分を携帯して走るトレランではアリだが、ウルトラは基本的に給水所でしか水分補給をしないので、口に残るナッツがアレなのでやめた方がよさそうという結論に。なにか他のものを"スペシャルドリンク"に考えよう。

情報

  • 走行時間:2013年6月2日(日) 4時30分〜8時
  • 走行距離:環状線一周26km+距離調整4kmで30km
  • 気候:くもり→快晴、ほぼ無風
  • 体調:睡眠6時間、痛みなし、前日ワラーチで10km
  • 装備:ビブラム6mm+ペレマット+靴紐のワラーチ、半袖短パン、Airsmパンツ、TNFのハット
  • 食事:前夜焼鳥+ビール、当日朝バナナ2本+コーヒー3杯

ユニクロの"Airsm"のパンツを投入。悪くないが良くもない。生地はよいがゴム部分が蒸れる。そうは言っても擦れ防止的な観点からはよかったので、もしかしたらサロマで使うかもしれない。もっとぐっしょりと汗をかいてどうかを試してみたい。

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写真

スタートしてしばらくは寒く、吐く息が白かった。
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白石にて手作りスコーンの補給。
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山岳区間前に追いスコーン。
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途中から晴れてきて暑くなった。
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とりあえず次、札幌美唄の試走で最終判断。