幸せの空洞〜やわらか卵のシフォンケーキ
噛み締めることのできないもの
少しだけ疲れていたので甘いものを食べようと思った。甘いものを食べると満たされるので、満たされていないものを補おうとした。
品名 | やわらか卵のシフォンケーキ |
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メーカー | ヤマザキ |
カロリー | 460kcal |
タンパク質 | 11.5g |
脂質 | 12.1g |
糖質 | 76.3g |
ナトリウム | 160mg |
価格 | 108円(4.3kcal/円) |
食べてみて
パッケージに書いてあるとおりの味。なにを期待して食べたのかわからないけど、うらやましかったクリスマスのお菓子の入ったブーツをいざもらって全然うれしくなかった的な脱力感。わかってたけどうらやましかった。憧れだった。手にしちゃダメなものもあるんだと気づいたあの頃を思い出させる味。なんのこっちゃ。
ふんわりとかとろけるとかを否定しないし、赤身食っとけってのも違う気がします。食べた気がしないのにある種の満足感だけがあるのは好きじゃないだけ。ただ、これをケーキにしちゃうシチュエーションを想像して涙が出ただけ。このパッケージを作ったひとは、どれだけの"果て"をイメージしてたんだろうか。